03-IBM Cloud Advocate v2　練習問題

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質問21

IBM Cloud Shellとは何ですか？

(A) IBM Cloudで実行中のリソースにアクセスするためのリモートデスクトップグラフィカルユーザーインターフェース

(B) ユーザーがコマンドを実行できる個人用ワークスペースとセッション

(D) RESTful API呼び出しをテストするためのグラフィカルユーザーインターフェース

解説：

IBM Cloud Shellは、IBM Cloud環境にアクセスするためのブラウザベースのシェルワークスペースです。ユーザーは、コマンドラインを通じてIBM Cloudリソースを管理・操作できます。ローカルにCLIをインストールする必要はなく、ブラウザ上で直接作業を行うことができます。このシェルには、IBM Cloud CLIやアプリ、リソース、インフラを管理するためのプラグインやツールが組み込まれています。

したがって、正解は (B)「ユーザーがコマンドを実行できる個人用ワークスペースとセッション」です。

質問22

Watson Discoveryは、世界最先端のクラウドネイティブ型インサイトエンジンを使用して、情報の隠れた価値を引き出し、回答を得たり、トレンドを監視したり、パターンを修正することができる。

(A) TRUE

(B) FALSE

解説：

Watson Discoveryは、AIを活用した高度な情報検索・分析ツールで、膨大なデータから重要なインサイトを引き出すことを目的としています。このエンジンは、未構造化データを処理し、ユーザーが必要な情報を効率的に見つけたり、傾向を把握したりするのを支援します。

問題文にあるように、「回答を得る」「トレンドを監視する」「パターンを修正する」という機能は、Watson Discoveryの特徴的な機能の一部です。

AIを活用したインテリジェントな文書理解とコンテンツ分析プラットフォームで、ビジネス上の意思決定とプロセスを加速します。

IBM Watson Discoveryを使用すると、高度な自然言語処理（NLP）と自然言語理解を使用して情報と洞察の検出を自動化し、ナレッジ・ワーカーの生産性を向上できます。これは、ビジネス成果、顧客と従業員の満足度の向上を意味します。IBMは、IBM ResearchのカスタムNLPモデルと大規模言語モデル（LLM）を活用した、信頼性が高く、拡張性に優れた、使いやすい真のエンタープライズ・グレードの自然言語AIを提供します。

よって、正解は (A) TRUE です。

質問23

Gen2 VPCの利点はどれですか？

(A) すべてのデータセンターで利用可能

(B) 最大80 Gbpsのネットワーク帯域幅

(D) 各ノード上に仮想マシンがある

解説：

IBM Cloud Virtual Private Cloud(VPC)は、IBM Cloud上で他と隔離されたユーザ固有の環境を提供する機能で、名前の通りAWSのVPCに類似する機能になります。IBM Cloudでは従来からVPC機能を提供していましたが、2019年1Qに、ネットワークの最大帯域80Gbps、プロビジョニング時間が1/5に短縮などの特徴を持った第2世代(Gen 2)が利用できるようになりました。

質問24

銀行がクラウドコンピューティング戦略を採用する際に考慮すべきリスクはどれですか？

(A) 競合他社

(B) 規制およびコンプライアンス基準

(D) 統合

解説：

銀行などの金融機関がクラウドコンピューティングを導入する際、最も重要なリスク要因の1つは 規制およびコンプライアンス基準 です。金融業界では厳しい規制が存在し、データの保管場所、プライバシー、セキュリティ要件などを遵守する必要があります。これらの基準を無視すると法的な問題や顧客の信頼損失につながる可能性があります。

競合他社や市場動向も重要な要素ですが、リスク管理の観点では規制とコンプライアンスが最優先されるべきです。

したがって、正解は (B) 規制およびコンプライアンス基準 です。

質問25

Watson Assistantを最もよく表す説明はどれですか？

(A) 書かれたテキストを自然な音声に変換する

(B) 質問への具体的な回答を提供し、探索のためにドキュメント全体を提示する

(D) あらゆるアプリケーション、デバイス、またはチャネルに会話型インターフェースを構築する

解説：

Watson Assistantは、AIを活用して会話型インターフェースを構築するためのツールです。開発者はこれを使用して、カスタマーサービスや業務効率化のためのチャットボットを作成し、あらゆるアプリケーションやデバイスで利用可能にすることができます。他の選択肢（A、B、C）は、Watsonの他の製品（Watson Text to Speech、Watson Discovery、Watson Tone Analyzer）に関連していますが、Watson Assistantには直接該当しません。

したがって、正解は (D) あらゆるアプリケーション、デバイス、またはチャネルに会話型インターフェースを構築する です。

質問26

IBM Kubernetes Serviceで利用できるワーカーノードの選択肢はどれですか？

(A) 共有仮想サーバー、専用仮想サーバー、およびベアメタルサーバー

(B) 時間課金サーバー、予約済みサーバー、一時的サーバー

(D) インテルサーバー、パワーサーバー、Zサーバー

解説：

IBM Kubernetes Serviceでは、ワーカーノードとして以下の選択肢を提供しています：

共有仮想サーバー: コスト効率が高く、軽量なワークロード向け。

専用仮想サーバー: 他のユーザーとリソースを共有しないため、高いパフォーマンスとセキュリティを提供。

ベアメタルサーバー: 仮想化されていないハードウェアを直接使用し、最大のパフォーマンスと制御を提供。

他の選択肢（B、C、D）は、IBM Kubernetes Serviceのワーカーノードの特徴を正確に表していません。

したがって、正解は (A) 共有仮想サーバー、専用仮想サーバー、およびベアメタルサーバー です。

質問27

クラウドモデルの利点は何ですか？

(A) アウトソーシングと統合

(B) スケーラビリティとコスト効率

(D) インフラストラクチャーとしてのサービスとセキュリティ

解説：

クラウドモデルの主な利点には、スケーラビリティとコスト効率があります。クラウド環境では、必要に応じてリソースを動的に増減でき、無駄なコストを削減できます。また、インフラの管理を外部に委託することで、企業は運用コストを削減し、リソースの最適化が可能になります。

他の選択肢（A、C、D）はクラウドの利点を部分的に表現していますが、最も適切なものは**(B) スケーラビリティとコスト効率**です。

したがって、正解は (B) スケーラビリティとコスト効率 です。

質問28

データが年間に数回しかアクセスされない場合、どのObject Storageクラスを使用すべきですか？

(A) ホットティア

(B) スタンダード

(D) ボールト

解説：

年に数回しかアクセスされないデータには、コールドボールトが適しています。このティアは、アクセス頻度が非常に低いデータの保管に最適で、コストが低く抑えられるため、長期的なデータアーカイブに利用されます。

データが「数回しか」アクセスされない場合、コールドボールトが最もコスト効率が良いです。一方で、ボールトはコールドボールトよりも若干高頻度でアクセスされるデータ向けです。選択基準としては、アクセス頻度やコスト要件に応じてボールトまたはコールドボールトを選びます。

他の選択肢（ホットティア、スタンダード）は、頻繁にアクセスされるデータや異なる用途に向いています。

したがって、正解は (C) コールドボールト です。

質問29

Type 2ハイパーバイザーの別名は何ですか？

(A) ホスト型

(B) 仮想マシン

(D) ベアメタルサーバー

解説：

Type 2ハイパーバイザーは、ホスト型（Hosted）とも呼ばれます。これは、既存のオペレーティングシステム上で動作し、ゲストOSを管理する仮想化ソフトウェアの一種です。

一方、Type 1ハイパーバイザーはベアメタル型と呼ばれ、ハードウェア上で直接動作します。Type 2の特性から、選択肢Aが正解です。

タイプ 1 ハイパーバイザーは、ベアメタルサーバーの上にあり、ハードウェアリソースに直接アクセスできます。このため、タイプ 1 ハイパーバイザーはベアメタルハイパーバイザーとも呼ばれます。一方、タイプ 2 ハイパーバイザーは、ホストオペレーティングシステムにインストールされているアプリケーションです。ホスト型または組み込み型ハイパーバイザーとしても知られています。

したがって、正解は (A) ホスト型 です。