14-IBM Cloud Advocate v2　練習問題

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質問131

インフラストラクチャパスによる移行にはどれが含まれますか？（2つ選択）

(A) VMs（仮想マシン）

(B) Bare Metal（ベアメタル）

(D) クラスター

解説：

正解：A（VMs）、B（Bare Metal）

解説：

「インフラストラクチャパスによる移行」とは、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行する際、ハードウェアの購入や運用を避けて、仮想マシン（VM）やベアメタル（物理サーバー）を利用する方法です。

仮想マシン（VMs） は、物理的なサーバー上に仮想的に作成されたコンピュータ環境で、柔軟にリソースを割り当てることができ、簡単に管理できます。

ベアメタル（Bare Metal） は、仮想化されていない物理サーバーで、より高いパフォーマンスが求められるシナリオで使用されます。インフラストラクチャパスでは、これらの技術を用いてアプリケーションやシステムをクラウドに移行し、効率的に管理することができます。

質問132

IBM Cloud for VMware Solutionsのアドオンサービスのうち、ローカルおよびグローバル規模で負荷分散とトラフィック管理サービスを提供するものはどれですか？

(A) F5 BIG-IP

(B) FortiGate Security Appliance

(D) HCX

解説：

正解：A（F5 BIG-IP）

解説：

アドオンサービスとは、基本的なサービスや製品に追加して提供される、補完的なサービスのことを指します。これにより、ユーザーは元々のサービスにさらに価値を加えることができます。多くの場合、特定のニーズや要求に応じて、オプションとして利用できるサービスが提供されます

F5 BIG-IP は、IBM Cloud for VMware Solutions上で提供される負荷分散およびトラフィック管理のツールです。このサービスは、アプリケーションの負荷を複数のサーバーに分散させ、サービスのパフォーマンスを最適化します。

負荷分散：トラフィックを複数のサーバーに振り分けることで、負荷を均等にし、システム全体の安定性を向上させます。

トラフィック管理：アプリケーションへのリクエストを効率的にルーティングし、システムがスムーズに動作するように支援します。このサービスは、ローカルやグローバルな規模でトラフィックの管理を行い、アプリケーションの可用性を高めます。

質問133

レジリエンシー（resiliency）とは何ですか？

(A) コンテナの安定化

(B) 自動化ツールの使用

(D) プラットフォーム間でのWebスケーリング

解説：

正解：C（予期しない障害からの迅速な回復）

解説：

**レジリエンシー（回復力）**とは、システムやサービスが予期しない障害や問題から迅速に回復できる能力を意味します。たとえば、システムが一時的にダウンしても、短期間で正常な状態に戻すことができる能力です。

レジリエンシーを高めるためには、障害が発生した場合でも迅速にシステムを回復できるように、自動化ツールや監視システムを活用します。これにより、システムのダウンタイムを最小限に抑えることができます。

質問134

IoT（Internet of Things）を最もよく説明するのはどれですか？

(A) 世界中のインターネットに接続され、データを収集して共有している数十億の物理デバイス

(B) ウェブパフォーマンスを向上させるために地理的に分散されたサーバーネットワークで、ウェブコンテンツのコピーをユーザーに近づけるか、動的コンテンツの配信を促進する

(D) 物理コンピュータの仮想表現またはエミュレーション

解説：

正解：A（世界中のインターネットに接続され、データを収集して共有している数十億の物理デバイス）

解説：

**IoT（モノのインターネット）**とは、物理的なデバイス（例：スマート家電、センサー、車、監視カメラなど）がインターネットに接続され、リアルタイムでデータを収集し、他のデバイスやシステムと情報を共有する技術です。

これにより、デバイスがインターネットを通じて互いにコミュニケーションを取ったり、リアルタイムでデータ分析を行うことが可能になります。たとえば、スマート家電が自動的に設定を調整したり、センサーが環境データを収集したりすることができます。

質問135

Kubernetesは、何のデプロイと管理に関連するオープンソースのコンテナオーケストレーションプロジェクトですか？（空欄に入る言葉を記入）

(A) DevOps

(B) コンテナ

(D) IoT

解説：

正解：B（コンテナ）

解説：

Kubernetesは、コンテナ化されたアプリケーションの管理を自動化するオープンソースのシステムです。

コンテナは、アプリケーションとその依存関係をパッケージ化した軽量な実行環境です。Kubernetesは、このコンテナのデプロイ（配備）やスケーリング、管理を効率化するためのツールです。

Kubernetesを使うことで、複数のサーバーやクラウド環境にまたがるコンテナアプリケーションを簡単に管理できるようになります。例えば、アプリケーションの自動的な再起動、トラフィックの負荷分散、ストレージの管理などを行います。

問136

IBM Cloudの役割の中で、クラウドソリューションを設計するのはどれですか？

(A) IBM Cloud Developer

(B) IBM Cloud Architect

(D) IBM Cloud Site Reliability Engineer

解説：

正解：B

解説:

IBM Cloud Architectは、顧客の課題を解決するためのクラウドソリューションを推奨し、設計します。彼らはビジネスニーズに基づいて、最適なアーキテクチャを選択し、クラウドインフラの設計を行います。

問137

IBM Cloud Monitoringのインスタンスをプロビジョニングした後、モニターエージェントはどのホストにインストールする必要がありますか？

(A) 各キー

(B) 各ゲートウェイ

(D) 各セキュリティ

解説：

正解：C

解説:

IBM Cloud Monitoringでは、インスタンスをプロビジョニングした後、モニターエージェントを「各ホスト」にインストールする必要があります。モニターエージェントは、ホスト上のリソースの監視を行い、パフォーマンスや健康状態のデータを収集します。

問138

水平ポッドオートスケーラーが予想より高い利用率を検出した場合に起こるアクションはどれですか？

(A) クラスターに追加リソースが追加される

(B) さらに多くのポッドが作成される

(D) より多くのワーカーノードが作成される

解説：

正解：B

解説:

水平ポッドオートスケーラー（Horizontal Pod Autoscaler, HPA）は、リソース利用率が設定したしきい値を超えると、自動的にポッドの数を増加させます。これにより、クラスターの負荷に応じてアプリケーションの処理能力がスケールアップします。

問139

IBM Cloudで「Keep Your Own Key(KYOK)」機能を提供するキー管理サービスはどれですか？

(A) Hyper Protect Crypto Services

(B) Key Protect

(D) Hyper Protect Virtual Server

解説：

正解：A

解説:

Hyper Protect Crypto Servicesは、IBM Cloudで提供されるキー管理サービスで、データ暗号化のために顧客が独自のキー（KYOK）を使用できる機能を提供します。これにより、顧客は自分の暗号化キーのライフサイクル管理、アクセス管理、監査などを行うことができます。

その他の選択肢の解説:

Key Protectは、暗号化キーの管理を行うサービスですが、KYOK機能は提供していません。

Certificate Managerは、SSL/TLS証明書の管理と展開を行うサービスです。

Hyper Protect Virtual Serverは、仮想サーバーのセキュリティを提供するサービスで、キー管理に特化したサービスではありません。

問140

IBM Cloud Satelliteを使用することの利点はどれですか？

(A) 分散型の監視およびログ管理

(B) オンプレミス、エッジコンピューティング、パブリッククラウド環境でアプリを一貫してデプロイおよび実行

(D) データを保存する前に場所間で合意を得る

解説：

正解：B

解説:

IBM Cloud Satelliteは、IBMの分散型クラウドサービスで、オンプレミス、エッジコンピューティング、パブリッククラウド環境にまたがる一貫したアプリケーションのデプロイと実行を提供します。これにより、企業はどこでもIBM Cloudサービスを利用でき、データの場所に関係なく高い柔軟性を得ることができます。

IBM Cloud Satelliteは、IBMが提供する「分散型クラウドサービス」です。簡単に言うと、IBM Cloud Satelliteは、異なる場所にあるデータセンターやローカルの環境でもIBM Cloudのサービスを使えるようにする仕組みです。

具体的には、IBM Cloud Satelliteを使うことで、次のようなことが可能になります：

どこでもIBM Cloudサービスを利用:

IBM Cloud Satelliteは、オンプレミス（自社のデータセンター）、エッジコンピューティング（デバイス近くのデータ処理）、そしてパブリッククラウド（IBMのデータセンター外）といった異なる場所で一貫してクラウドサービスをデプロイ（配置）したり実行したりできます。これにより、企業はどこでも同じようにクラウドのリソースを活用できます。

データの分散管理:

クラウドサービスを特定の場所（例えば、データが特に重要な地域や規制に厳しい場所）にデプロイして、データの保存場所に関する規制を守りながら利用することができます。

ハイブリッドクラウド環境の最適化:

クラウドとオンプレミス（自社サーバー）を組み合わせて使うハイブリッドクラウド環境でも、どこでサービスを動かしても一貫性を持たせることができ、アプリケーションの移行や運用が容易になります。

つまり、IBM Cloud Satelliteを使うことで、物理的に異なる場所にあるデータセンターやネットワークを一つの統一されたクラウド環境として活用でき、柔軟性とセキュリティを確保することができます。

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