04-IBM Cloud Advocate v2　練習問題

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質問31

どのアカウントタイプが、サービスやサポートに対して割引価格を提供しますか？

(A) Lite

(B) 従量課金（Pay-As-You-Go）

(D) プレミアム（Premium）

解説：

サブスクリプション（Subscription）アカウントは、特定のサービスやサポートに対して割引価格を提供します。このタイプのアカウントは、事前に料金を支払い、長期契約に基づいてコストを削減する仕組みです。

IBM Cloud のアカウントタイプ

IBM Cloud を利用するには、アカウントタイプを選択して契約する必要があります。アカウントタイプには、次のようなものがあります。

ライトアカウント：メールアドレスを登録するだけで作成できる無料アカウントです。

従量課金アカウント：クレジットカード登録が必要なアカウントです。

サブスクリプション・アカウント：事前に利用期間と最小利用料を定めて契約することで割引を受けられます。プラットフォーム・サービスやサポートに対する割引があり、消費量の通知をセットアップすることもできます。

したがって、正解は (C) サブスクリプション です。

質問32

以下のうち、クラウドオブジェクトストレージのユースケースではないものはどれですか？

(A) バックアップと復元

(B) データアーカイブ

(D) 構造化データの保存

解説：

正解: (C) クラウドネイティブアプリのデータ

理由:

クラウドオブジェクトストレージは、主に非構造化データの保存に適していますが、「クラウドネイティブアプリのデータ」は必ずしもその対象ではありません。クラウドネイティブアプリは通常、次のような方法でデータを管理します：

RDBMSやNoSQL を利用して構造化データを保存。

アプリケーション層でデータを処理し、オブジェクトストレージに直接保存しない場合が多い。

そのため、「クラウドネイティブアプリのデータ」全体がオブジェクトストレージの典型的なユースケースに完全一致するとは言えません。

その他の選択肢について:

(A) バックアップと復元

オブジェクトストレージは、コスト効率が高く、データを迅速に復元できるため、バックアップ用途に非常に適しています。

(B) データアーカイブ

長期間保存するアーカイブデータ（例: 監査用のファイル）は、オブジェクトストレージの重要なユースケースです。

(D) 構造化データの保存

従来、構造化データはRDBMSが管理するため、オブジェクトストレージには適さないと考えられていました。ただし、構造化データを大規模にアーカイブするケース（例: RDBMSのバックアップ）はオブジェクトストレージでも扱えるようになっています。

結論:

解答は (C) が正解です。「クラウドネイティブアプリのデータ」はオブジェクトストレージの主要なユースケースに該当しないケースが多いためです。

質問33

Kubernetesは何を行いますか？

(A) 継続的インテグレーション

(B) ソースコードのデプロイ

(D) コンテナのオーケストレーション

解説：

Kubernetesは、コンテナのオーケストレーションツールであり、複数のコンテナを自動的に展開、スケール、管理します。他の選択肢はKubernetesの役割には該当しません。したがって、正解は (D) コンテナのオーケストレーション です。

質問34

IBM Cloud Developerの役割は何ですか？

(A) 堅牢なクラウドネットワークを構築する

(B) ウォーターフォール開発手法を使用する

(D) 安全なクラウドインフラを設計する

解説：

IBM Cloud Developerの主な役割は、クラウドアプリケーションの開発と維持です。これには、最新の開発手法を使用してクラウド環境で動作するソフトウェアやサービスを設計することが含まれます。したがって、正解は (C) クラウドアプリケーションを作成および維持する です。

質問35

VPCを使用することで企業が実現できるメリットは何ですか？

(A) 他のパブリッククラウドテナントから論理的に分離された、プライベートで安全な環境

(B) 他のクラウドプロバイダーがホストするVPCとの自動接続

(D) VPC内の仮想マシンオペレーティングシステムをIBMが管理する

解説：

VPC（Virtual Private Cloud）は、パブリッククラウド上にプライベートな環境を提供することで、安全性と独立性を確保します。したがって、正解は (A) 他のパブリッククラウドテナントから論理的に分離された、プライベートで安全な環境 です。

質問36

アプリケーション仮想化の種類は次のうちどれですか？（3つ選択）

(A) ローカルアプリケーション仮想化

(B) アプリケーションストリーミング

(D) サーバー定義ネットワーク（SDN）の仮想化

(E) CPUの仮想化

解説：

質問36の答えは、(A)、(B)、(C) です！

アプリケーション仮想化は、アプリケーションを基盤となるオペレーティングシステムやハードウェアから切り離して実行する技術です。この技術により、アプリケーションが異なる環境でも動作可能になり、柔軟性や管理性が向上します。以下は、アプリケーション仮想化の主な種類です：

1. サーバーベースアプリケーション仮想化

概要: アプリケーションがサーバー上で実行され、クライアントデバイスに画面や操作のみを配信します。

特徴:

アプリケーションはサーバー上で集中管理される。
ユーザーのデバイスにはインストールされない。
ネットワークを介して操作。

例: Citrix Virtual Apps、Microsoft Remote Desktop Services (RDS)

2. ストリーミング型アプリケーション仮想化

概要: 必要なときにアプリケーションの一部または全体をクライアントデバイスにストリーミングして実行します。

特徴:

初回アクセス時に一部がダウンロードされ、使用中に追加コンポーネントをストリーミング。
クライアントデバイスで実行されるが、サーバーで集中管理。
オフラインでも動作可能。

例: Microsoft App-V、VMware ThinApp

3. コンテナ型アプリケーション仮想化

概要: アプリケーションをOSのカーネルと隔離されたコンテナ内で実行します。

特徴:

ホストOSと共有されるリソースが最小限に。
軽量で高速にデプロイ可能。
開発環境と本番環境の一貫性を保つ。

例: Docker、Kubernetes（アプリケーションを管理するコンテナオーケストレーションツール）

4. 完全仮想化 (フル仮想化)

概要: 仮想環境内で完全に独立したオペレーティングシステムを実行し、その上でアプリケーションを動かします。

特徴:

アプリケーションとOSが完全に分離される。
仮想マシン全体を提供する。
リソース消費が多い。

例: VMware Workstation、Microsoft Hyper-V、VirtualBox

5. OSレベル仮想化

概要: 1つのOSインスタンスを複数の仮想環境に分割してアプリケーションを実行します。

特徴:

高効率だが、同じカーネルを共有する必要がある。
コンテナ型仮想化と類似。

例: Linux Containers (LXC)、OpenVZ

比較のポイント

使用環境: サーバー、クライアント、クラウドのいずれに最適か。

リソース効率: 軽量性が求められるか、完全な隔離が必要か。

管理の容易さ: 一元管理か、クライアント依存か。

もし詳細なユースケースや適用例が必要であれば、さらに深掘りできます！

選ばない選択肢

(D) サーバー定義ネットワーク（SDN）の仮想化：これはネットワーク（通信）の技術です。

(E) CPUの仮想化：コンピュータの部品を分ける技術で、アプリ仮想化とは違います。

アプリケーションに関係あるのは (A)、(B)、(C) だけです！ 😊

質問37

IBM Cloudで、Virtual Private Cloud（VPC）内にデプロイされるものは何ですか？

(A) 仮想マシンインスタンス（Virtual Machine Instances, VMI）

(B) クラウドコンピュートインスタンス（Cloud Compute Instances, CSI）

(D) 仮想サーバーインスタンス（Virtual Server Instances, VSI）

解説：

IBM CloudのVPC内でデプロイされるリソースは、**仮想サーバーインスタンス（Virtual Server Instances, VSI）**です。これは、仮想化技術を使用してクラウド環境に提供される仮想マシンです。したがって、正解は (D) 仮想サーバーインスタンス です。

質問38

ベアメタルサーバーで複数の仮想マシンを実行可能にする技術は何ですか？

(A) 仮想化（Virtualization）

(B) ディスク（Disk）

(D) メモリ（Memory）

解説：

**仮想化（Virtualization）**は、1つの物理サーバー上で複数の仮想マシンを動作させる技術です。ハイパーバイザーによって物理リソースが仮想化され、各仮想マシンに分配されます。したがって、正解は (A) 仮想化 です。

質問39

Event Streamsを最もよく説明しているのはどれですか？

(A) セキュリティ機能と集中管理を備えたAPIの作成と管理を提供

(B) アプリケーションの接続、タスクの自動化、多数のコネクタを備える

(D) Watson IoTやIBM Cloud Functionsと統合してイベントストリームを活用

解説：

正解: (D)

「Watson IoTやIBM Cloud Functionsと統合してイベントストリームを活用」

IBM Event Streamsは、Apache Kafkaを基盤にしたメッセージングサービスで、リアルタイムのイベントストリーミングやデータストリーム処理を実現します。また、Watson IoTやIBM Cloud Functionsと統合することで、IoTデバイスからのデータをリアルタイムでストリーミングしたり、イベント駆動型アーキテクチャを構築したりすることができます。この統合により、IoTデータやクラウドネイティブなアプリケーションとの連携が強化されます。

補足情報:

IBM Event Streamsの特徴:

高スループットのメッセージングバスを提供し、Apache Kafkaを活用します。
Apache Avroスキーマをサポートし、データ構造の検証やエンコード・デコードが可能。
REST APIを通じて、既存システムとの接続が簡単に行えます。

誤った選択肢についての解説:

(A) IBM API Connect:

API管理サービスで、APIの作成、管理、セキュリティなどを提供します。Event Streamsとは異なります。

(B) IBM App Connect:

アプリケーション統合プラットフォームで、異なるアプリケーションやデータソースの統合、タスクの自動化を行います。これもEvent Streamsとは異なります。

(C) ポイントツーポイントおよびパブリッシュサブスクライブモデルの提供:

メッセージングの特徴を示す選択肢ですが、IBM Event Streamsの主要な統合機能である Watson IoT や IBM Cloud Functions との連携に焦点を当てた (D) が正解です。

結論:

IBM Event Streamsの主要な機能の一つは、IoTやクラウドサービスと統合し、リアルタイムでイベントストリームを活用する点です。したがって、最も適切な選択肢は (D) です。

質問40

アクセス制御リスト（ACL）に関する正しい説明はどれですか？

(A) アクセスにキーフォブを必要とする

(B) 規則が順序よく編成され、優先順位が付けられ、順に評価される

(D) 規則が暗号化の一種としてバイナリで記述されている

解説：

アクセス制御リスト (ACL) を使用して、IBM Cloud® Virtual Private Cloud のすべての着信トラフィックと発信トラフィックを制御できます。 ACL は、セキュリティー・グループに似た、組み込みの仮想ファイアウォールです。セキュリティー・グループとは異なり、ACL のルールは、_インスタンス_との間のトラフィックではなく、_サブネット_との間のトラフィックを制御します。アクセス制御リスト（ACL）は、ネットワークトラフィックを制御するためのルールの集合であり、これらのルールは順番に評価され、適用されます。したがって、正解は (B) 規則が順序よく編成され、優先順位が付けられ、順に評価される です。

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