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理論
AWSでのアカウント活動の集約とクエリに関する基本知識
- AWS CloudTrail:
- AWSのリソースに対するアクション(API呼び出しやユーザー操作)を記録するサービス。
- CloudTrail管理イベント: AWSリソースに対する操作や変更を記録。
- CloudTrailイベント履歴: 特定のアカウント内のイベントを管理者が手動で確認できる。
- CloudTrail Lake:
- CloudTrail Lakeは、複数のAWSアカウントにまたがるCloudTrailイベントを集約するサービス。
- SQLクエリを使ってイベントデータを効率的に検索・分析できる。
- 大規模な環境で複数のアカウントを横断的に監視するのに最適。
- データクエリの方法:
- CloudTrailイベント履歴: 単一アカウント内で簡単な確認が可能だが、複数アカウントに跨るデータの管理には限界がある。
- CloudTrail Lake: 複数アカウントのデータを集約し、SQLベースで強力なクエリを実行できる。
- クロスアカウントログの管理:
- CloudWatch Logs Insights: 複数アカウントのデータを集約して分析するには、CloudWatch Logs Insightsを使うことができるが、CloudTrail Lakeのほうがデータクエリの柔軟性や管理面で優れています。
要点:
- 複数アカウントのアクティビティログを一元管理し、SQLで効率的にクエリするには CloudTrail Lake が最適。
- CloudTrail を利用してイベントを集約し、データを後から簡単に検索・分析できる構造を作ることが重要。
実践
略
一問道場
問題 #516
ある企業がAWS Organizationsの複数のAWSアカウントを管理しています。企業はAWSアカウントのアクティビティを保存し、中央の場所からSQLを使用してデータをクエリする必要があります。
どのソリューションがこの要件を満たしますか?
A. 各アカウントでAWS CloudTrailトレイルを作成します。トレイルにCloudTrail管理イベントを指定します。CloudTrailにイベントをAmazon CloudWatch Logsに送信するように設定します。CloudWatchのクロスアカウントの可視性を設定します。CloudWatch Logs Insightsでデータをクエリします。
B. 委任された管理者アカウントを使用してAWS CloudTrail Lakeデータストアを作成します。データストアにCloudTrail管理イベントを指定します。データストアを組織内のすべてのアカウントに対して有効にします。CloudTrail Lakeでデータをクエリします。
C. 委任された管理者アカウントを使用してAWS CloudTrailトレイルを作成します。トレイルにCloudTrail管理イベントを指定します。トレイルを組織内のすべてのアカウントに対して有効にします。他の設定はデフォルトのままにします。CloudTrailのイベント履歴ページからCloudTrailデータをクエリします。
D. AWS CloudFormation StackSetsを使用して、各アカウントにAWS CloudTrail Lakeデータストアをデプロイします。データストアにCloudTrail管理イベントを指定します。他の設定はデフォルトのままにします。CloudTrail Lakeでデータをクエリします。
解説
この問題に関する解説は以下の通りです。
要件:
- 複数のAWSアカウントにまたがるアクティビティデータを一元管理
- データをSQLを使って中央からクエリしたい
各選択肢の評価:
A: CloudTrailトレイルを各アカウントに作成
- 説明: 各アカウントに個別のCloudTrailトレイルを設定し、CloudWatch Logsにデータを送信し、CloudWatch Logs Insightsでデータをクエリします。
- 問題点: 各アカウントにトレイルを設定し、個別にクエリする方法は、管理が煩雑になります。クロスアカウントの可視性の設定が必要ですが、この方法は中央でのクエリや集中管理には不便です。
B: CloudTrail Lakeデータストアを利用
- 説明: 委任された管理者アカウントを使ってCloudTrail Lakeデータストアを作成し、すべてのアカウントのデータを集約します。CloudTrail Lakeは、集約されたアクティビティデータを効率的に保存し、SQLを使ってクエリする機能を提供します。
- 最適な選択肢: このアプローチは、複数のAWSアカウントからのデータを集約し、SQLを使用して中央からデータをクエリする要件を完璧に満たします。CloudTrail Lakeは、組織全体のログデータを集約し、効率的に管理するのに最適です。
C: CloudTrailトレイルを全アカウントに有効化
- 説明: 委任された管理者アカウントを使ってCloudTrailトレイルを作成し、すべてのアカウントに対してトレイルを有効にします。デフォルト設定では、CloudTrailのイベント履歴ページでクエリができます。
- 問題点: この方法では、SQLクエリのような詳細なクエリやデータ分析が難しいです。また、複数アカウントのデータを一元管理するのには向いていません。
D: CloudFormation StackSetsでデータストアをデプロイ
- 説明: CloudFormation StackSetsを使って、各アカウントにCloudTrail Lakeデータストアをデプロイします。
- 問題点: この方法は手動での設定作業が多く、CloudTrail Lakeを使う場合、StackSetsの利用は過剰であり、効率的ではありません。Bの方法の方がシンプルで効果的です。
結論:
最適な解決策は B です。
AWS CloudTrail Lake は、複数のAWSアカウントのCloudTrailイベントを集約し、SQLを使ってデータをクエリできる最適なサービスです。これにより、中央の場所から効率的にアクティビティデータを管理およびクエリすることが可能になります。
- 作者:みなみ
- 链接:https://tangly1024.com/資格勉強/180d7ae8-88e2-8050-a53f-dc95ef16fd63
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