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理論
AWSでのレイテンシーベースおよびフェイルオーバーのルーティング
1. レイテンシーベースのルーティング
- Amazon Route 53 では、レイテンシーエイリアスレコードを使うことで、ユーザーに最も近いリージョンからコンテンツを提供することができます。これにより、ゲームやアプリケーションなど、レスポンス時間を重要視するサービスでのパフォーマンス向上が可能です。
2. ヘルスチェックとターゲットの評価
- Route 53ヘルスチェックを使って、各ALB(Application Load Balancer)の状態を監視できます。ヘルスチェックを設定することで、ターゲットがダウンした場合、トラフィックを別のリージョンに自動的に切り替えることができます。
- Evaluate Target Healthオプションを「はい」に設定すると、ALBのターゲットインスタンスが健康かどうかに基づいて、Route 53がトラフィックをルーティングします。
3. フェイルオーバールーティング
- フェイルオーバールーティングは、1つのリソース(例えばALB)が使用できなくなった場合に、予備のリソースに自動的に切り替えるために使用します。通常は、プライマリリソースがダウンしたときにサブリソースにトラフィックを送信します。
4. CloudFrontとALBの利用
- Amazon CloudFrontはCDN(コンテンツ配信ネットワーク)として、静的コンテンツや動的コンテンツを迅速に配信するために利用されます。ALBをバックエンドとして設定することもできますが、レイテンシー最適化にはRoute 53のレイテンシーエイリアスレコードを使用する方が効率的です。
まとめ:
AWSで最寄りのリージョンにトラフィックをルーティングするためには、Route 53のレイテンシーエイリアスレコードを使い、ヘルスチェックとターゲット評価を組み合わせて可用性とパフォーマンスを向上させます。
実践
略
一問道場
質問#467
ある企業がモバイルゲームを開発しており、ゲームアセットを2つのAWSリージョンで提供しています。ゲームアセットは、それぞれのリージョンにあるAmazon EC2インスタンスのセットから、Application Load Balancer(ALB)を通じて提供されます。企業は、ゲームアセットを最寄りのリージョンから取得できることを要求しています。また、最寄りのリージョンでゲームアセットが利用できない場合、別のリージョンから取得できるようにする必要があります。
ソリューションアーキテクトは、この要件を満たすために何をすべきでしょうか?
A. Amazon CloudFrontディストリビューションを作成し、各ALBのオリジングループを作成します。1つのオリジンをプライマリとして設定します。
B. 各ALBに対してAmazon Route 53のヘルスチェックを作成します。Route 53のフェイルオーバールーティングレコードを作成し、2つのALBを指し示します。Evaluate Target Healthの値を「はい」に設定します。
C. 2つのAmazon CloudFrontディストリビューションを作成し、それぞれのALBをオリジンとして設定します。Amazon Route 53のフェイルオーバールーティングレコードを作成し、2つのCloudFrontディストリビューションを指し示します。Evaluate Target Healthの値を「はい」に設定します。
D. 各ALBに対してAmazon Route 53のヘルスチェックを作成します。Route 53のレイテンシーエイリアスレコードを作成し、2つのALBを指し示します。Evaluate Target Healthの値を「はい」に設定します。
解説
この問題の目的は、ゲームアセットを最寄りのリージョンから取得でき、最寄りのリージョンでアセットが利用できない場合は別のリージョンから取得できるようにすることです。
最も適切なソリューションは D の「各ALBに対してAmazon Route 53のヘルスチェックを作成し、Route 53のレイテンシーエイリアスレコードを作成し、2つのALBを指し示します。Evaluate Target Healthの値を「はい」に設定します。」です。
解説:
- Amazon Route 53のレイテンシーエイリアスレコード:
- レイテンシーエイリアスレコードを使用すると、最寄りのリージョンからトラフィックをルーティングすることができます。Route 53はユーザーのリクエストに対して、最も低いレイテンシーを持つリソースに自動的にリクエストを送信します。このため、ゲームアセットは最寄りのリージョンから提供されます。
- ヘルスチェックとEvaluate Target Healthの設定:
- 各ALBに対してヘルスチェックを設定し、Evaluate Target Healthを「はい」に設定することで、ALBが正常でない場合に自動的に別のリージョンに切り替えられるようになります。これにより、片方のリージョンが利用できない場合にもう一方のリージョンからゲームアセットを提供できます。
他の選択肢について:
- A. Amazon CloudFrontディストリビューションを作成し、各ALBのオリジングループを作成:
- CloudFrontは通常、コンテンツ配信に使用され、ALBをバックエンドとして設定することもできますが、レイテンシーベースのルーティングを行うためにはRoute 53の機能がより適しています。この方法は要件に合いません。
- B. 各ALBに対してRoute 53のヘルスチェックとフェイルオーバールーティングレコード:
- フェイルオーバールーティングは主にプライマリリソースがダウンしたときにサブリソースへ切り替えるために使用されますが、最寄りのリージョンからトラフィックを優先的にルーティングするには、レイテンシーエイリアスレコードの方が適しています。
- C. 2つのCloudFrontディストリビューションを作成し、Route 53のフェイルオーバールーティングレコードを作成:
- 2つのCloudFrontディストリビューションを使用する方法は不必要に複雑であり、レイテンシーエイリアスレコードを使った方が簡便かつ効率的です。
結論として、D の選択肢が最も適切な解答です。
- 作者:みなみ
- 链接:https://tangly1024.com/資格勉強/17bd7ae8-88e2-80a8-bae3-c1d62db423a8
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