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理論
1. DynamoDB自動スケーリング
- DynamoDB自動スケーリングを使用することで、リクエストの増加に応じて自動的にスループットを調整でき、パフォーマンスの低下を防げます。特に、トラフィックが急増した場合、これが最も効果的です。
2. Lambda関数の同時実行制限
- Lambda関数の同時実行制限がボトルネックとなる場合、制限を増やすことで改善が期待できます。ただし、スロットルが1%に過ぎない場合は他の要因(例:DynamoDB)が原因である可能性が高いです。
3. API Gatewayスロットル制限
- API Gatewayのスロットル制限を変更しても、根本的な問題がLambdaやDynamoDBにある場合、効果は限定的です。
4. DynamoDBのパーティション設計
- DynamoDBテーブルの再設計は、データ量やアクセスパターンに応じてパフォーマンスを向上させますが、まずは自動スケーリングを試みるべきです。
これらの知識を活かし、パフォーマンス問題をトラブルシューティングする際には、リソースのスケーリングと制限の適切な設定がカギとなります。
実践
略
一問道場
質問 #421
ある企業が、Amazon API Gateway、AWS Lambda、Amazon DynamoDBを使用したウェブアプリケーションを運用しています。最近のマーケティングキャンペーンにより需要が増加しました。監視ソフトウェアによると、多くのリクエストで応答時間がキャンペーン前と比べて著しく長くなっています。
ソリューションアーキテクトは、API GatewayのためにAmazon CloudWatch Logsを有効にし、リクエストの20%でエラーが発生していることに気付きました。CloudWatchでは、Lambda関数のスロットルメトリクスがリクエストの1%を示しており、エラーメトリクスはリクエストの10%を示しています。アプリケーションのログによると、エラーが発生する際、DynamoDBへの呼び出しが行われています。
ウェブアプリケーションの人気が高まるにつれて、現在の応答時間を改善するために、ソリューションアーキテクトが行うべき変更はどれですか?
選択肢
A. Lambda関数の同時実行制限を増加させる
B. DynamoDBテーブルに自動スケーリングを実装する
C. API Gatewayのスロットル制限を増加させる
D. DynamoDBテーブルを再作成し、より適切にパーティションされたプライマリインデックスを使用する
解説
この問題では、ウェブアプリケーションの応答時間が遅くなり、エラーが発生している原因を特定し、改善する方法を考えています。具体的には、API Gateway、Lambda、そしてDynamoDBの間で問題が発生しているようです。
問題の背景:
- API Gateway でのエラー率が20%であり、その中で10%はLambdaのエラー、1%はLambdaのスロットル(制限)によるものです。
- Lambda関数 がエラーを引き起こす際、DynamoDB に関連する呼び出しが行われていることがログで示されています。
この状況から、問題がLambda関数やDynamoDBに関連していることが分かります。したがって、以下の選択肢を考察します。
各選択肢の分析:
A. Lambda関数の同時実行制限を増加させる
- Lambda関数の同時実行制限を増加させることは、スロットルが原因でLambda関数が制限される場合に有効ですが、今回の問題ではスロットルの影響は1%に過ぎず、エラーの主要な原因とは言えません。このため、これが主な改善策ではない可能性が高いです。
B. DynamoDBテーブルに自動スケーリングを実装する
- DynamoDBの自動スケーリングを有効にすることで、リクエストの急増に対応でき、リソース不足によるレスポンス遅延を防げます。特に、アプリケーションのトラフィックが急増している場合、DynamoDBのスループットに問題が生じ、エラーが発生している可能性があります。自動スケーリングにより、スループットを動的に調整し、パフォーマンスを向上させることができます。
C. API Gatewayのスロットル制限を増加させる
- API Gatewayのスロットル制限を増加させても、Lambdaのエラーの原因がDynamoDBである場合、API Gateway自体の制限変更は効果が薄いです。エラーの原因がLambdaの処理やDynamoDBのスループットであれば、API Gatewayのスロットル設定を調整することは解決策にはなりません。
D. DynamoDBテーブルを再作成し、より適切にパーティションされたプライマリインデックスを使用する
- DynamoDBテーブルの再作成やインデックスの調整は、パフォーマンスに影響を与える可能性がありますが、これは一般的に設計や初期のデータモデルに関わる改善点であり、エラーがスループット不足に関連している場合、まずは自動スケーリングを試みる方が効果的です。
結論:
最も適切な解決策は B の「DynamoDBテーブルに自動スケーリングを実装する」です。これにより、急増するトラフィックに自動的に対応し、DynamoDBのパフォーマンスが向上し、エラーやレスポンス遅延の問題が改善されると考えられます。
- 作者:みなみ
- 链接:https://tangly1024.com/資格勉強/17ad7ae8-88e2-809f-9881-e651464a8a97
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