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ラボ演習

OpenShift 上でコンテナ化アプリケーションをデプロイする

目的

このラボでは、OpenShift の Source-to-Image(S2I) 機能を使用してアプリケーションを作成します。

達成目標

  • OpenShift でアプリケーションを作成し、Web ブラウザからアクセスできるようにする。

開始前の準備

  • 第7章「OpenShift Container Platform のインストール」に関するすべてのラボを完了していること。
  • マスターと 2 つのノードを持つ OpenShift クラスターが実行されていること。
  • 環境が正しくセットアップされていることを確認するため、以下のコマンドを実行する。
  • クラスターの状態を確認し、必要なファイルをダウンロードするために、以下のコマンドを実行する。

手順

1. 開発者ユーザー(developer)としてログインし、プロジェクト「ocp」を作成する

  • 以下のコマンドを実行する。
  • 「この接続は安全ではありませんか?」と尋ねられたら「y(yes)」と答える。
ログイン成功後の出力例:
  • 新しいプロジェクト「ocp」を作成する。
出力例:

2. PHP を使用した温度変換アプリケーションを作成する

  • PHP 5.6 のイメージストリームを使用し、Git リポジトリのソースコードを基にアプリケーションを作成する。
  • ビルドログを確認する。
出力例(抜粋):
  • アプリケーションの Pod の状態を確認する。
出力例:
  • Ctrl+C を押して監視を終了する。
  • アプリケーションにアクセスするためのルートを作成する。
出力例:

3. アプリケーションを Web ブラウザでテストする

3.1 ルート URL を取得する

出力例:

3.2 Web ブラウザでアプリケーションを開く

  • Firefox などのブラウザで、以下の URL にアクセスする。
    • 温度変換アプリケーションが正常に動作していることを確認する。

    4. 作業の採点

    • 以下のコマンドを実行し、課題が正しく完了したか確認する。
    出力例:

    5. プロジェクトを削除する

    • 以下のコマンドを実行し、作成したプロジェクトを削除する。

    ラボ演習完了!🎉

    以上で、OpenShift 上でコンテナ化アプリケーションをデプロイする演習が完了しました!

    まとめ

    この章では、以下の内容を学びました。

    1. OpenShift のコマンドラインツール(oc)の使用方法

    oc コマンドを使用して、OpenShift クラスター内で以下の操作が可能です。
    • OpenShift クラスターへのログイン・ログアウト
    • プロジェクトの作成・変更・削除
    • アプリケーションの作成(コンテナイメージからのデプロイ構成や、ソースコードからのビルド構成の作成を含む)
    • Pod、Service、Route などのリソースの作成・削除・編集・エクスポート
    • アプリケーションのスケール調整
    • 新しいデプロイやビルドの開始
    • アプリケーションの Pod、デプロイメント、ビルドのログ確認

    2. OpenShift の主要なリソース

    OpenShift Container Platform は、クラスター内のエンティティを オブジェクト としてマスター ノードに保存します。代表的なリソースは以下の通りです。
    • Pod(コンテナが動作する単位)
    • Label(オブジェクトを識別・管理するためのタグ)
    • Persistent Volume(PV)(永続ストレージの管理)
    • Persistent Volume Claim(PVC)(ストレージ要求)
    • Service(Pod 間の通信を管理)
    • Route(外部ネットワークから OpenShift 内のアプリケーションへアクセスするためのエントリポイント)
    • Replication Controller(RC)(Pod のレプリカを管理)
    • Deployment Configuration(DC)(アプリケーションのデプロイ管理)
    • Build Configuration(BC)(ビルドの定義)
    • Project(OpenShift のリソースをグループ化する単位)

    3. oc new-app コマンドの活用

    oc new-app コマンドを使用すると、OpenShift でアプリケーションの Pod を作成できます。
    作成方法には以下のような種類があります。
    • 既存の Docker イメージ から作成
    • Dockerfile からビルドして作成
    • Source-to-Image(S2I) を利用し、ソースコードからビルドして作成

    4. Source-to-Image(S2I) について

    S2I は、アプリケーションのソースコードからコンテナイメージを作成するための機能です。
    • Git リポジトリからアプリケーションのソースコードを取得
    • 言語やフレームワークに適したベースコンテナにソースコードを注入
    • 新しいコンテナイメージを作成し、アプリケーションを実行

    5. Route の役割

    • Route は、外部の IP アドレスや DNS ホスト名を OpenShift 内の Service に接続するための仕組み
    • Service は、OpenShift 内の Pod 間のネットワーク通信を管理
    • Route を使うことで、OpenShift クラスターの外部からアプリケーションにアクセスできる

    6. OpenShift Web コンソールの活用

    • Web コンソールを使用して、アプリケーションの 作成・ビルド・デプロイ・監視 を行うことが可能

    以上がこの章のまとめです。OpenShift の基本操作から、アプリケーションのデプロイ、ネットワーク設定(Route)、Web コンソールの活用まで、一通りの流れを学びました! 🚀
     
    40- 第9章:OpenShift上でのコンテナ化アプリケーションのデプロイ-7:Web コンソールを使用したアプリケーションの作成の演習42- 第10章:OpenShift でのマルチコンテナアプリケーションのデプロイ-1:テンプレートの説明
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